<第9回までのあらすじ>
わたしたちは、コミュニケーションのコアとなる「VOICHAT(ボイチャ)」を自分たちの手で作ると決意。コロナは収束の気配でしたが、VOICHATが必要とされているという確信がありました。そして事業に専念するため、ついにVOICHAT会社を立ち上げます。
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→第1回「クリエイティブとリモートワークの土壌」
VOICHAT株式会社を立ち上げ、開発に専念できる環境が整ったあと。
あらためて、
・なぜVOICHATなのか?
・VOICHATで大事にしたいことは何か?
・VOICHATはどんな未来を目指すのか?
そんなことを言語化していきました。
そこで重要なキーワードとなったのが、「ちょうどいい」。
いろいろなツールを組み合わせてリモートワーク環境を整える中で、自分たちが「過不足のないちょうどいいツールが欲しい!」と、ずっと感じていたことを再認識したからです。
いままでのツールも個々は非常に便利なものでしたが、仕事以外の用途を前提に作られたツールや、一次的なリモートワークの孤独を解消するためのツールを組み合わせて使っていたため、仕事上、どうしても過不足が生じていたのです。
VOICHATは、設計→実装→テストを繰り返してブラッシュアップしていくアジャイル開発という手法で進めていますが、実際にVOICHATを使いながら試行錯誤を繰り返してきたわたしたちは、仕事をする上で何が必要で何が不要かを、かなり正確に判断できるようになっていました。
・ビデオ通話はいらないけど、画面共有は出来ないと困る。
・他のルームにいる人や離席中の人を、呼び出せる機能が必要。
・電話中や会議中など、離席している理由を周知したいし、知りたい。
・マイクが声を拾っていることが可視化されないと、聞こえているか不安になる。
上記のような機能面だけでなく、音質、音量、アイコンのサイズ、起動時の位置など、細かいことまで検討を重ねました。
些細な違和感の積み重ねが「使い続けづらさ」に繋がることを痛感していたからです。
ちなみに、過不足のないツール=仕事に関係ない機能をすべてそぎ落とすことで、はありません。
たとえば、短文をフリー入力できるヒトコト機能。
事務連絡だけでなく、今日の気分や食べたいもの、体調、ハマっていること、お気に入りの動画のリンクなどを自由に共有できる機能です。
ヒトコトがあることでチームメンバーの人となりが知れたり、同じ趣味を持っていることに気づけたりするようになりました。
仕事には直接関係なくても、なくてはならない「ちょうどいい」機能もあるのです。
実際に使いながら開発する中で、チーム内で必要不可欠になったVOICHAT。
クローズドβ版テスト開始のプレスリリースを配信し、VOICHATを公に告知したのは、2023年5月29日のことです。
▶▷ 第11回へ続く
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