淋しいと快適のあいだ

開発ストーリー

第3回までのあらすじ>

2020年3月早々にフルリモートを導入後、気軽に話せるコミュニケーションツールとタスク共有の必要性を痛感したわたしたちは、様々なツールやサービスを試すフェーズに入ります。
新しい体験へのワクワクはありつつも、リモートワークへの馴染み方は人それぞれで…。

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第1回「クリエイティブとリモートワークの土壌」

 


 

コロナ前から2人がリモートワークだったとはいえ、その他のメンバーにとってはリモートワークは初体験。
家から出ずにひとりで働くという、想像すらしなかった生活が始まることになりました。

それでも、SNSに馴染みのある若手や家族と暮らしているメンバーは、通勤時間がなくなることで趣味や団らんの時間が増え、QOLが上がるという明確な実感を得られるのが早く、リモートワークに馴染むのもかなり早かったです。

一方、社会人経験の長い一人暮らしのメンバーは、「淋しい、オフィスがいい」という人が多かったです。とはいえ、断固とした強い抵抗感ではなく、「たしかにラクでいい面があるのもわかるけど、やっぱり淋しい」といった感想でした。

リモートワークなんて絶対無理だ!
自分は出社を続ける!

そんな頑ななメンバーが1人くらいいてもおかしくないようなものですが、意外にもいませんでした。

小規模な会社だったことも理由のひとつですが、やはり、リモートワーク経験者やデジタルネイティブな若手が率先してチームを牽引したのが大きかったと思います。

いろいろなコミュニケーションツールを日々探しては周知してくれたり、web上に雑談ルームを作る提案をしてくれたり、テキストチャット会議といった斬新なアイデアでみんなを驚かせたり……。

いま思い出してみると、家でひとりで仕事をしていたはずなのに、あの頃の記憶は妙にザワザワしています。何かと飽きない、賑やかな毎日でした。

先が見えず、命が脅かされる不安すら感じていたコロナ禍の初期をともに過ごしたメンバーのことは、一生忘れないような気がします。

思い出に浸るのはこのへんにして、次回は肝心なリモート下での仕事の話をします。

▶▷ 第5回へ続く

 

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