<第6回までのあらすじ>
2020年3月、「そう長くは続かない」という前提で決断したフルリモート。しかし思いがけずコロナ禍は長引き、その中で採用活動を続けているうちに、気づけば通勤圏内に住むメンバーは半数になっていました。もしかして、フルリモートはもうやめられない⁉
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→第1回「クリエイティブとリモートワークの土壌」
2020年3月初旬、相当早い段階でフルリモートを決めたものの、「これからはリモートワークの時代だ!」なんて感覚はまったくありませんでした。
遠からずコロナは終わり、またオフィス出社に戻るのだろうと考えていたのです。
全員がフルリモートで働くための環境作りには注力しましたが、あくまでも「コロナ禍の今」を乗り切るため。
何年も同じ体制で続けることは想定していなかったので、「ちょっと手間だけど許容範囲だよね」と妥協したり、イレギュラーな事態にはその都度対応したりといったことも少なくありませんでした。
しかし、いつの間にか年単位で時は過ぎ、フルリモートOKで採用しているうちにオフィスに通える場所に住んでいるメンバーは半数以下に。
もはやコロナが終わってもフルリモートをやめることはできない、ということが明確になったのです。
そしてそうなると、リモートワーク環境をもう一度見直す必要が出てきました。
つまり、遠からず終わるという前提で妥協していたことを、解決する必要があるからです。
・試行錯誤を経て完成した効率的な作業環境は手放したくない
・継ぎ接ぎ故のアンバランスさは解消したい
そう考えたとき、欠けているのはコミュニケーションのコアだと気づきました。
柱、支柱といってもいいかもしれません。
でも、そんなものが存在しているならとっくに使っているはずです。
わたしたちが欲しているのは、まだ世界に存在していないものでした。
じゃあ、どうする―――?
クリエイティブの土壌が育っていたわたしたちの結論はひとつ。
「自分たちで作ろう」
真っ先にフルリモートを導入し、本気で試行錯誤を続けてきたわたしたちにしか作れないものが必ずあると確信していました。
▶▷ 第8回へ続く
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