エンジニアは、常に高い集中力を求められる仕事です。
開発作業に取り組んでいるエンジニアにに話しかける際、「急に話しかけると迷惑になるのでは」と気にしてしまう人も多いのではないでしょうか。
VOICHATは、創業時から一貫して全社フルリモート。
エンジニアメンバーも含め、自社開発した音声プラットフォーム『VOICHAT』上で、「ちょっといいですか?」と声をかけ合いながらリモートワークをしています。
この記事では、「気軽に声をかけ合う音声コミュニケーション主軸の仕事環境」について、VOICHATのエンジニアメンバーに率直な意見を聞いてみました。
エンジニアとのコミュニケーションに悩んでいる方や、リモート環境でのコミュニケーションを改善したいエンジニアの方は、ぜひ読んでみてください。
目次
この記事でわかること
・コミュニケーションのスピードは、音声会話が最速である。
・記録に残す必要がない連絡・相談を音声会話にすることで、生産性が向上する。
・不具合発生時の対応スピードは、”関係者全員がすぐ集まれるかどうか”で決まる。
・メンバー同士の会話が聞こえる作業環境が、情報連携のスピードと質を上げる。
・顔が見えないコミュニケーションは威圧感を感じにくく、フラットな関係を築きやすい。
VOICHATエンジニアチーム紹介
男性4名、幅広い年代の少人数チームで、ビジネス向け音声プラットフォーム『VOICHAT』のアプリを開発。2023年9月の正式ローンチ以降も機能改善を続け、ほぼ毎週更新版をリリースしている。
●ショウ(30代)
旗振り役のプロジェクトリーダー。多忙なときは、開発作業やデバッグも担当。
●ダイ(40代)
フロントエンドエンジニア。PC版アプリの開発がメイン。
●ザッキー(20代)
フロントエンドエンジニア。モバイル版アプリの開発がメイン。
●モーリー(50代)
バックエンドエンジニア。DBやAPIの処理、支払い関連等を担当。
1日の流れ
就業中はVOICHATで同じルームにログインし、マイクをONにするだけでチームメンバーに声かけができる状態です。
朝夕のVOICHATでのミーティングと、終業時の日報が毎日のルーチン。
日中は基本的に個人作業に集中していますが、質問や確認事項があればVOICHATで声をかけ合って会話しています。
また、他チームやお客様からの相談や不具合報告などがあれば、適宜優先して対応しています。
主に使用しているツール
開発:
・Git Hub(ソフトウエア開発)
・Backlog(タスク管理)
コミュニケーション:
・VOICHAT(音声会話)
・チャットワーク(チャット)
・Google Meet(ビデオ会議)
便利?面倒?常時接続の音声コミュニケーションがメインの開発作業
まずは、エンジニアが音声コミュニケーションを主軸にリモートワークするという働き方について聞いていきます。
●音声が最速!テキストは、記録したいとき or 急ぎでないとき
――テキストではなく音声コミュニケーションを軸にリモートワークしているエンジニアは珍しいと思うのですが、実際にやってみてどうでしょう?
ショウ「音声コミュニケーションがメインでない働き方はもう考えられない、というくらいに定着しています。”もしVOICHATがなかったら?”と聞かれたら、”ほかの音声コミュニケーションツールを探してどうにか環境を整える”と答えると思います」
――なぜ、そこまで音声コミュニケーションが重要だと感じるようになったのでしょうか?
ショウ「直接話すのがいちばん早いからです。話せばすぐ済む内容でも、文章にすると長くなるので書くのも手間ですし、ちょっとした質問も差し挟みにくいですよね。朝会と終礼をVOICHATでやっているのも、直接話すほうが、チャットでの報告より効率的だからです」
ダイ「不具合報告が上がってきたときも、まず全員でVOICHATで話します。報告が上がってきた時点では、フロントエンドの問題かバックエンドの問題かすらわかっていないことが多いのですが、関係者全員がすぐ集まって話せるので非常にスピーディーです。これをチャットでやっていたら、解決までに時間がかかりすぎてしまいます」
――では逆に、テキストを選ぶのはどんなときですか?
ダイ「記録を残したいときですね。まずVOICHATで会話して、チャットやタスク管理ツールに記録する、といった流れも多いです。文字数が減るだけでなく、必要な情報だけを記録できるので認識のズレも減らせます」
ショウ「あとは、すぐに伝える必要がないとき。例えば終業時にチャットに送る日報は、自分たち用の覚書であると同時に全社向けの情報共有でもあります。”いま時間を割いてもらう必要はないし、重要度も高くはないけど、確認はしておいてほしい”というときはテキストが効率的です」
ダイ「ちなみにエンジニアの仕事に関していえば、テキストのみで仕事を進めることが絶対に不可能というわけではありません。でも、生産性は確実に下がるし、音声コミュニケーションの場がなければジャストアイデアが出なくなるのがいちばんのデメリットだと思っています」
●リモートワークでも、音声での会話は不可欠
――エンジニアは、ひとりで集中する作業が多い職種です。作業中に急に話しかけられたり、周りの声が聞こえると、集中力が切れて困ったりしませんか?
ダイ「私は普段の作業中に”話しかけられたくない!”とまでは思わないです。基本的には、話しかけられるとき=用事があるときですしね。せっかくVOICHATでいつでも話せる環境が整っているので、作業に集中したい気持ちよりも、”何かあるなら早めに聞きたい、後回しにせず解決したい”という気持ちのほうが強いです」
ショウ「プロダクトチームやセールスチームのメンバーがルームに来て、各担当者と個別に話すのが聞こえることもありますが、直接の担当でなくても情報共有として聞く価値があるので”困る”という感覚はないです。自分の作業に集中しつつ、スピーディーに連携できるように耳は開けておく(周りの声が聞こえる状態にしておく)というのが習慣になっています」
――なるほど。ただ実際にVOICHATをご紹介する現場では、「エンジニアは黙々と作業しているので、”話しかけやすいツール”を使っているイメージが湧かない」と言われることも少なくないのですが…?
ショウ「作業中にどこまで周りの声をシャットアウトしたいかには個人差もあるので、”基本的に話しかけられたくない”というエンジニアもいます。そういう人からすると、VOICHATは一見、余計なツールかもしれません。でも、全集中したいときはゾーンのステータスで周知できるので、実際に使うと集中と会話のメリハリを付けやすいツールだと感じるのではないでしょうか」
ダイ「そもそも仕事はテキストコミュニケーションや会議だけでスムーズにまわるものでもないですよね。テキストで何往復もやりとりしたり、会議のタイミングまで報告を保留したりするより、すぐに話すことで、結果的にコミュニケーションの負荷は軽減されるはずなんです。会話は絶対に必要、という前提で考えれば、VOICHATはストレスなく会話できるツールだという判断になると思いますよ」
VOICHATで、アジャイルトークが加速!
仕様の相談や不具合報告があったときに、すぐに関係者が集まって話せる。
メンバー同士の会話を漏れ聞き、気になることがあればディスカッションに加われる。
エンジニアメンバーが評価していた「すぐに会話して解決する」というこのコミュニケーションを、VOICHATでは「アジャイルトーク™」と定義しています。
アジャイルトーク™が加速すれば、ビジネスの課題解決や意思決定のスピードが上がり、チームパフォーマンスも向上します。
アジャイルトーク™が有効なのは、エンジニア同士やエンジニアと他部署のコミュニケーションにおいても例外ではありません。
VOICHATで、「ちょっといい?」と声をかけ合える働き方を試してみてください。
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