テレワーク環境での新人研修―生産性とエンゲージメントを高める実践例

活用Tips

「リモートでは新人教育はできない」、そう思っていませんか?

しかし、エンジニア・Web制作関連・営業事務・カスタマーサポートといったPCで業務が完結する職種の場合、リモートでの新人教育は充分に可能です。
実際当社でも、フルリモートで新人エンジニアを育成し、活躍できる人材に育てることに成功しています。

この記事では、テレワーク環境で新人教育を効果的に進めるコツと、音声コミュニケーションツール「VOICHAT(ボイチャ)」を活用した研修プランの例をご紹介します。

新人研修の3つのポイントと、テレワーク下での準備

新人研修を行うにあたっては、以下の3点が重要なポイントになります。
このポイントを押さえた環境を整えれば、テレワークでも生産性の高い研修の実施が可能です。

1. 臨機応変にコミュニケーションが取れること

新人教育は、新人が質問しやすく、トレーナーがフォローしやすい環境が重要です。
テキストでのやりとりや定例ミーティングだけでなく、いつでも話せる必要があります。
テレワークの場合、お互いに遠慮することなく音声通話できる環境が必要です。

同じ「ルーム」に入るだけで会話できるため、いつでも気軽に話せるのが特長です。

(役職や年の差を感じさせないUIのため、声かけし合いやすい雰囲気が生まれます)

2. 理解を深められる学習環境であること

具体的な業務のレクチャーをする段階では特に、理解しやすい内容であることが重要です。
動画や画像を教材にしたり、グループワークを実施したりといった飽きない工夫も必要になります。
テレワークの場合、時間制限なく画面共有とグループ通話ができるツールが必要です。

同じルームに集まるだけでグループ通話ができ、画面共有も可能。会話途中の出入りも自由です。
グループ作成やURL発行の手間がありません。

(画面共有で説明でき、誰が視聴しているかもわかります。グループ通話も可能)

3. 在席状況が可視化されていること

言うまでもありませんが、研修にあたっては「出欠確認ができること」が大前提です。
対面の場では目視確認できますが、テレワークでは在席状況がわかる環境整備が必要です。

(不在の詳細がわかる、入室中のルームで人間関係が伝わるなど、対面以上の情報が得られます)

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テレワークにおける新人研修の実践例

わたしたちは毎日、「VOICHAT」上に集まってフルリモートで働いています。
もちろん新人や若手の教育もVOICHATで行っており、「リモートでもコミュニケーションの質は低下しない。むしろ集中しやすく、成長できる環境が作れる」と実感しています。

ここでは、VOICHATを活用した研修の実践例をご紹介します。
以下はグループでの研修の例ですが、少人数や1:1の場合や作成するルームを省略して進めます。

Step1.環境構築+オンボーディング

VOICHAT上に、研修に使うルームを用意します。
VOICHATの使い方の説明も、研修ルームで画面共有すればスムーズです。

Step2.スキル習得+課題学習

全体研修は、研修ルームで実施。
発言を促したり、チャットで質問したりといったインタラクティブなやりとりを適宜挟むことで、集中と適度な緊張が持続します。

個別の課題に取り組むときは、各自個室で集中。
必要に応じて講師や仲間への質問もOKとすれば、自然なコミュニケーションも生まれます。

Step3.グループワーク+成果発表

新人の数が多ければ、チーム分けをしてグループワークすることも可能。
講師は全体をまんべんなく俯瞰できるため、対面でのグループワーク以上に各チームの様子を把握できます。
画面共有機能を使えば、個人あるいはグループごとに成果発表の場を設けることもできます。

Step4.1on1面談

1on1ミーティングで、個別のフィードバックも可能。
うっかり誰かが入って来ないように、ルームに鍵をかけることもできます。

VOICHATと併用したい、研修効率を高めるツール

ここまで読んで、「顔が見えないとコミュニケーションが成立しないのでは?」「テキストに残したい会話もあるのでは?」と感じた方もいらっしゃるでしょう。
その疑問はもっともです。
VOICHATをコミュニケーションの軸に置き、他のツールを併用することでより効率的な研修が可能になります。

ビデオ会議ツール

実務的な研修においては、「常に顔が見えること」は実は重要ではありません。
顔が映ることで緊張感が増し、逆に集中力が低下してしまうこともあるほどです。
しかし、お互いの顔を覚えることや、交流が目的の場では、もちろんカメラONが有効です。

基本は、「最初の顔合わせと最後の交流会は、ビデオ会議。その間の研修はVOICHAT」の使い分けです。研修期間が長い場合は、週1回程度の定例ビデオ会議を設定しても良いでしょう。
成果発表のプレゼンもVOICHATで可能ですが、表情も見る必要がある場合はビデオ会議が適しています。

タスク管理ツール / チャットツール

作業進捗や質疑応答の履歴、日報、議事録などの管理には、タスク管理ツールが便利です。
カレンダー連携やガントチャートなど、目的に合わせてカスタマイズできるツールも多いです。

新人研修の場合、テキストでの記録はタスク管理ツールだけで事足りるかもしれませんが、研修内容によってはチャットツールとの併用も有効です。
但し、「記録に残す必要のない会話や口頭で説明するほうが早いやりとりはVOICHAT」という原則を意識して使い分けないと、チャットでの無駄なやりとりが多くなってしまいます。

フュージョン機能を使うと、VOICHATと他のアプリを連結させて並べることができます。
どちらかが背面に隠れてしまうことなく併用できるので、ストレスなく作業可能です。

(Notionとチャットワークをフュージョンしている例。アイコンのクリックで表示を切り替えられます)

テレワークでの新人研修に、VOICHAT

テレワークにおける新人研修は、「対面でなければならない」という先入観を見直す絶好の機会です。
「リモートでは新人が育たない」と決めつける前に、まずは適切な体制をつくることを考えてみてください。

☑ リアルタイムで柔軟なやり取りができるコミュニケーション環境
☑ 理解を深めるための視覚的・体験的な学習環境
☑ 新人の状態を把握できる、隣にいるような距離感

VOICHATでは、新人研修に必要な環境を自然に整えることができます。
生産性とエンゲージメントを両立させる新人研修を、VOICHATで実現しましょう!

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